今日のこと〜逃げる私
人は時として、意図はなくとも人を傷つける。それは、タイミングだったり、気まずかったり、そもそも馬が合わないこともあるだろう。
1年前まで私はそれを意地悪だと思っていた。絶対的に相手が悪いし、因果応報呪われれば良いと思っていた。
今は、どうしても状況、環境的にお互い意にそぐわないことがあることを知ってる。
意地悪なつもりはなくても、感情や勘違いやコミュニケーション不足から否応なしに起きてしまうこともある。
誰かの悪意を感じたとき、それが意図的か否かか関係なく、口に出して聞くなど野暮なことをしてはいけない。態度に出してもいけない。なるべくゆっくり動いて、なるべく静かに歩くのだ。
そろそろとその場から離れ、右左右左と足を動かし、心が囚われないように、意識が勝手に暴走しないよう細心の注意を払って逃げるのだ。
そうでなければ、気にし過ぎ屋な私は心が折れてしまう。
強い人は戦えば良いと思う。私は戦うのが苦手だ。戦うことを選んだこともあるが、いいことはなかった。たとえ正論で相手に勝ったとしても怨みを買うだけだった。だいたい頭の回転が遅いのだから、負けるばかりだ、仕方がない。
だから、私は逃げる。そろそろと逃げる。そんな時、大切なのが自分を責めないこと、そして反芻しないこと。無理にでも違うことを考える。まだまだ練習が足りなくて、胸のあたりが、もやもや焦燥感に駆られることもある。心が落ち込んで、何をしても楽しくない時だってある。嫌だ嫌だと部屋から一歩だって出たくない時もある。
そんな時は、逃げるのだ。死にはしない。
逃げるのは、早いほうがいい。自分の勘違いだろうか?もう少し確かめてみようなんて悠長なことを考えてはいけない。傷が深くなるだけだ。
「ふー、あっぶねー、あっぶねー」と言いながら、逃げて休むのだ。何も気にしてませんと自然な顔して笑顔で挨拶できるまで。
嫌なことからは徹底的に逃げるに限る。
と、最近考えてる。また、1年後には変化してるかもしれない。
今日のお夕飯