モスろぐ

今、何を考え感じるのか記録するライフログ

餃子が出てこない件

ラーメン屋で頼んだ餃子が出てこない。

と気づいたのは、ラーメンを2/3ほど食べ終わったころ。

もう少ししたら餃子は来るだろうか?もう少し待ってみようか。

一皿310円。

ここのラーメン屋は着席する前に、食券を買うスタイルだ。私たちは確かに餃子の券を購入し、店員に渡したはずだ。

 

ラーメンを食べ終わってしまった。

 

今、餃子が来ても困るのだ。なので何もなかったように帰ることもできた。

しかし、間違いなく餃子の券は渡したし、餃子が来ていないのだ。

美味しいラーメン屋さんなので、お客さんは次々と来店し行列も長くなる。

 

連れは、餃子を焼いている様子もないし、餃子の券がどこかに落ちたのかもしれないし、伝票には書いてないのかもしれない。でも、どこかと言われれば私たちにはわからない。310円で証明できないことに、文句をつけるのは、相手も嫌な思いをするし、こちらも今更餃子が出てきても食べられないので、ここはあきらめて、お互い気持ちよく立ち去ろうと言った。

 

でも、私は納得できなかった。

ケチと言われればそれまでなのだけど。

正しくないと思った。世の中正しくないことはいくらでもあるけど。

自分が正しいのに、なぜ私がそこで我慢をせねばならないのか?

そりゃ、310円だけど。しかも、連れのおごりだし。お腹がいっぱいだけど。納得できないことを連れに伝えても、むしろ残念そうな目でで見られるのはなぜなのか?

私はこらえ性がない人間なのか?なぜ310円の餃子がこんなに私の自尊心をかき乱すのか?

結局我慢できずに、近くの店員と目が合ったっ時に伝えてしまった。

「お忙しいところ申し訳ないんですけど、餃子を頼んだはずが来てません。まだ時間がかかるようでしたら、キャンセルしてください。」

連れに小さい人間だと思われ、店員にも「そうだったかなぁ」という顔をされ、310円返金してもらった。最後に連れに「310円返ってきて、よかったね」と言われ、やはり言わなければよかったと後悔した。

店員が食券を確認したときに、こちらも気を付けていればよかった。

 

私はこの自分が損しているという状態や、攻撃されていると感じると、過剰に反応してしまい、目先のことしが見えないことが多く、感情を爆発させることはないが、どうにも堪えられないところがある。

自分が正しくないと判断してしまうと、周りが「ことなかれ」で済ませようとしているのに、強く反発し「間違っている」と口に出してしまうのだ。

 

きっと、大人げないのだろう。ありのままで生きてはいけないのだ。たとえ正しいことを口にしても、自分だけが納得する形では、誰も楽しくない。

最近仕事でも「口を出さなければよかった」と思うこともあり、少し反省している。

 

自分の感情が揺れて、納得できないことほど一度距離をとって対局を見回して、口にするかどうか判断すること。なかなか難しいけど、少しづつでいいからできるようになりたい。

 

まずは、先に食券を買うスタイルのお店は気を付けようと思った。

特別な手作り化粧水

まだ、まだ火曜日だと!

新年早々早起きを続けるつもりが、あっさり今日は遅刻寸前まで寝てしまった。

あこがれの、丁寧な暮らしはどこへやら。とにかく着るもの食べるものと身づくろいを整え、家から飛び出る。

 

今日はなかなか仕事も忙しく、パソコンの調子も悪く、心が揺れることもあり。

そんな日は。お風呂にゆっくりつかろう。ゼラニウムの香りのする手作り化粧水をバシャバシャ体に塗るんだ。

 

私は、かれこれ20年ほど体用の化粧水を作っている。作っているとは大げさで、グリセリンと水道水を混ぜたものである。そのほかは気が向いたら尿素だのエッセンシャルオイルを混ぜている。

 

ただし、他の人と決定的に違うのがグリセリンの濃度だ。これは、責任が取れないので、マネしないほうがいいと思うのだけど、私の体の場合グリセリン1に水2である。つまり3分の1がグリセリン。夏場はもう少し薄目。真冬では1対1でもよいぐらい。グリセリン濃度が高いと肌の水分を吸い上げるからよくないと書かれているが、私の場合、これぐらいの濃度で体の乾燥からくる湿疹を、かれこれ20年ほど効果的に予防できている。

 

ニベアは、まったく保湿が足りない。オイル系もしっとりするが、すぐに粉を吹き始める。ウレパールローション(まだ売っているのか?)は、かなり優秀だったがお値段が高すぎて続かなった。そして手作り化粧水に出会い、既定の濃度では全く歯が立たなかったので、むかつき余ったグリセリンをこれでもかと入れ濃度を上げていったら、あら不思議?次に日お風呂に入るまで体がしっとり。

 

子供のころは小児性アトピーで、体のあちらころらに湿疹があった。ひどいところはフルメタをよく使っていた。大人になり一見アトピーだったとは分からないくらいの超乾燥肌に落ち着いた。ただ、何もしていないと、乾燥がひどくパラパラ体が粉を吹いてしまう。放っておくと、そのうち湿疹ができてしまうので。とにかくお風呂上りは、この化粧水を塗っている。欠点としては、顔には合わなかったことと、湿疹がある状態で使用すると、ちょっと痒い。あとお風呂上りに着るパジャマも若干しっとりしてしまう。

 

もう一度言う。自己責任でマネしないほうがいい。なぜならこんな高濃度で手作り化粧水を作ってる人を見たことがないから。ただ一例として皮膚炎から救われて人もいるんだなぁと思ってもらえればよい。そして、私がいつか病気や何かで話せなく、自分で体のメンテナンスができなくなったときは、このブログを読んでもらい特別な化粧水を作ってもらえれば、周辺に皮膚片を落とすことなく、湿疹を作ることなく幸せに過ごせるのだ。

いつかの誰かよ。よろしく頼みます。

今年やること110のこと

あけました。おめでとうございます。

年末年始は妹の家で甥たちに囲まれ、てんやわんや過ごしておりました。
なぜ空間があると子供は走りたがるのか?なぜ段差があるとジャンプしたがるのか?なぜ食事を嫌がるのか?なぜ兄弟笑っていると思ったら、次の瞬間で喧嘩をしているのか?なぜ基本上から目線なのか?数々の疑問が頭をよぎるが、子供たちを追いかけ走り回る中、どうでもよくなることを繰り返す正月であった。世の中子育て中のご両親みなさんを尊敬する。拍手。


正月三が日はカロリーゼロという全く根拠のない謎の理論に基づき、暴飲暴食を繰り返し、自堕落に過ごしてしまったので、そろそろ自身を律するためにも「今年のやること100」を考えてみた。今年の目標的な大々的なものではなく、今年の方向性を具現化し、後に見直すことで自分のの在り方をチェックできると思われる。


健康編

  1. 筋肉つける
  2. 痩せる
  3. なるべく青魚食べる ダメならサプリメントで、毎日
  4. 寝過ぎない
  5. お風呂に浸かる
  6. 食べすぎない
  7. 季節の野菜を摂る
  8. タンパク質たくさん
  9. ジムに通い続ける
  10. 週一回4.6キロ走る
  11. 腹筋ローラー使えるようになる
  12. 歯医者に行く(はよ、行け
  13. 白湯たくさん飲む
  14. なるべく自炊
  15. 週3回以上お弁当作る
  16. 毎日一食は玄米食べる
  17. 皮膚が絶不調になっても、薬を使わず自力で治す
  18. 手作り化粧水 パーフェクトな配合探す

 

趣味編(釣り)

  1. ジギングで、魚釣る
  2. 甥に大きい魚を釣らせる
  3. 旦那をサビキに連れて行く
  4. 針を結べるようになる
  5. ヒラメ釣る
  6. カレイ釣る
  7. オイルサーディン作る
  8. 千葉で釣り
  9. 潮干狩りに行く
  10. 釣りキャンプに行く

(その他)

  1. ウクレレ練習
  2. 月一回は、映画館で映画を観る
  3. 生き物の本を読む
  4. テンションの上がる小説を見つける
  5. 英語の本を最低1冊読み切る
  6. 観葉植物植え替え
  7. 文化放送のイベントに行く(寺島アナウンサーに会いたい)
  8. クラウドに昔の写真全てアップロード
  9. 月一回は一人カラオケ
  10. インセクトフェアに行く
  11. お金をかけずに、自分の納得する休日の過ごし方を見つけたい
  12. 知らない人と、友達になる

 


旦那とすること編

  1. 各研究所の一般公開に行く
  2. 博物館に行く
  3. お花見をする
  4. お月見をする
  5. スポーツクラブに行く
  6. ラーメン食べ歩き
  7. キャンプする
  8. 車買う
  9. 温泉に行く
  10. 百名山のどれかに登る
  11. よもぎ餅作る
  12. 旦那のお腹を引っ込ませる
  13. サッカーの試合を観に行く
  14. イルミネーション見に行く
  15. いちご狩り

 

行くところ編

  1. 益子 益子焼市でコーヒーカップ買う
  2. 横浜 中華街でうまいもん三昧
  3. 大洗 新しい釣りスポット探す
  4. 那珂湊 市場以外で新鮮な魚介を販売しているところを探す
  5. ひたちなか おしゃれなお豆腐カフェに行く
  6. 宇都宮 正志の餃子を食べる
  7. 那須 ドライブで行く
  8. 千葉 たまには遠出して釣り
  9. 大阪 甥っ子どもに会いに行く
  10. 北陸 二人とも行ったことがないので
  11. 和歌山 釣りの師匠に会いに行く


欲しいもの編

  1. 体力
  2. 時計の電池


家族、親戚関係

  1. なかなか会えない姪の顔を見に行く
  2. 父親の親族と笑顔で過ごす


チャレンジ

  1. 中国語始める
  2. 筋トレ
  3. 10キロ走る

 

研究関連

  1. 発表用パワポ作成and練習
  2. 学会発表
  3. 共著者とお祝いしたい
  4. 短報書く
  5. 標本下ろす
  6. 専門の学会に入会
  7. 名刺作る
  8. 考える、諦めない
  9. まずは、自分で書く
  10. ディスカッションに感情入れない
  11. 沖縄調査(もう一本論文書けるかどうかかかってる)


仕事

  1. 去年同様、粛々と正確に
  2. あまり無理しない、逃げる
  3. 出過ぎず、能動的に
  4. 口角上げる
  5. 愚痴言わない
  6. 心配しすぎない
  7. 人間関係は鈍感力上げてく
  8. 20分前出勤
  9. お昼休みは歩く
  10. 生き物の名前を覚える
  11. 挨拶笑顔で
  12. ブラインドタッチ完璧に

 

食べるもの、作るもの

  1. フグ食べる
  2. ぬか漬け作る
  3. 自家製プロテインバー作る
  4. 鶏ハム作る
  5. 味噌作る
  6. 週2回は魚料理

その他

  1. 車の洗車特にホイール(来週洗え)
  2. パジャマ買う(はよ、買え)
  3. 積み立てNISA続ける
  4. イデコ検討 投資先・配分を勉強する
  5. ふるさと納税する
  6. 1日の最後は、必ず「今日も楽しかった」と声に出してから寝る
  7. 一生お付き合いできるモノを見つける
  8. ブログ更新 過去・未来への自分へ、現在の私が何を考え何をして生きているのか記録

 

100を超えている気がする。

うん。余裕で超えてるな。110個かな?欲深い。
小さなものから、さらりと「車買う」という大きなものまで、実現可能かどうか分からないけれども、また年末に見直すのもよいだろう。
今年もよい年になればいい。

良い年でありますように。

 

2019年 得たもの やめたもの

友人が、人にモノを送るときは大安の日を選んでいると聞いて驚いた。

考え方に感心したというよりは、同じ年齢でたわいもない会話をしていた彼女が、祖父母の時代から、しっかりそのアイデアを守り受け継いでいることに驚いた。「田舎だから」と彼女は恥ずかしそうに言うが、祖父母の顔さえあやふやな私からすると非常にうらやましい限りである。うらやましいので、私も勝手にその習慣に乗っかることにした。


このように日々の暮らしの中で、「それいいな」「私もやってみよう」と少し習慣を気にしたり変えていくことの積み重ねで毎年私はできている。いつから手に入れた習慣なのか既にわからないものが多々あるものの、ライフログのまとめとして、今年特に私の中で大きく得たものや、やめたものを記録しようと思う。

 

モノ編

薫風のトゥーレ

薫風のトゥーレ

  • 作者:林 健太郎
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2017/08/18
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)

バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)

 

 ご縁があり、著者の方々とお会いし、直接お話しできる楽しい機会に恵まれた。生まれてこの方自分の気に入った本の著者に会ったことがない人間だったので、サインをもらい、かなり舞い上がった。アイドルならまだしも、飲み会に来ている人にいきなりサインくださいというのは大変緊張した。また、専門知識が偏りがちになるので、これらの本は、美しく躍動感のあるフレッシュな生き物の知識が心地よかった。来年もなるべく本を読んでいきたい。

 テント

 北海道旅行をしたときに購入したテント。3人用で大き目ではあるが、私一人で広げて片付けられる優秀なポップアップ式で、アウトドアでの時間短縮には大いに活躍した。テントは、使用中のみならず、使い終わった後に干したりするのが手間だと思っていたが、これなら広げて5分もかからず片付けられるので便利だった。

 

食べ物編

冷蔵庫で漬けるぬか床 夕飯の一品とお弁当のおかずとして助かりました。家に帰れば、ご飯と漬物が常にあるという安心感がハンパなかった。

プロテイン タンパク質不足だったんだと飲み始めて実感。一日50グラムなんて、どうやって普通の食事から摂取せよというのだ?

 ヨーグルトメーカー

何かのポイント交換でもらったのだが、牛乳を飲むとおなかを壊す体質なので、乳製品がなかなか取れない中、大活躍だった。液体のR1ヨーグルトをいれて混ぜた牛乳パックを、放置するだけで大量のヨーグルトを摂取できた。食欲のない朝にこれだけ流し込んでもおなかを下すことはなかった。

 

経験編

論文書いた。生まれて初めて査読付き論文書いた、書き上げた。プライベーとの時間を使って書いたので、ものすごい時間かかった。面倒を見てくれた学生と師匠に感謝である。そして全研究者尊敬する。論文発表されたら、まずは、一本書いた感想をいずれまとめようと思う。

 

一人カラオケに行った。偶然、尊敬する人からカラオケに誘われ、ほいほいついていったら、楽しく朝まで歌って遊んでしまった。しかも今年は12月27日にもカラオケ納めと称し、朝までカラオケ。新しい人間関係ができた。私も斜に構えず、能動的に楽しそうだなと思ったことは行動しようと、ちょっと、前向きに思わせてくれる人たちだ。

 

筋トレ(12月から)

たいそうなことはしていないが、ダイエットの延長でやることになった。先日会った友達には、印象が変わったとほめられた。多分、姿勢と歩く速度や、顔が少し引き締まったのだろう。これは続けていけるといいな。

 

やめたもの

 

物理的に捨てたものはあまりない。ただ人間関係に対する執着を少し捨てた。


みんなと同じように、みんなと仲良くすることをやめた。人には合う合わないもあるし、どうしても話す頻度や、笑いあう回数は偏りが出るのだろう。それを理解できていなかったので、人と距離があるのは良くないことだと思っていた。自分はその回数を補うために、無理やり溝を埋めようとしてきたが、今年はやめた。私は全然楽しくなかったし、卑屈になるばかりだったので、あきらめた。決して冷たい態度や失礼な態度をとるということではなく、相手と他の人との関係性を比較して、私と相手にある溝を埋めようと必死になるのをやめた。

 

やめても、死ななかったし、想像以上に周りの環境は変わらなかった。人はあまり他人のことは気にしてないものなんだなぁと、考えるのをやめてよかったのかもしれない。

 人間関係に関しては、新たな人間関係も築けた年でもあったし、来年はもう少し考えるのをやめて、楽しいことを能動的に進めていく年にしようと考えている。

 

痩せた私 備忘録

食べることは生きることだし、生きることは食べること。これは間違いないのだけれども、悲しいかな普通に食べてたら太る。贅沢な生き物だよ。

 

ダイエットしようと決めたのは、12月初旬だったか。低糖質ダイエットを挫折し、おにぎりダイエットに切り替え、その後も諸々工夫を凝らし、なんとか自分に合う方法を確立しつつあるので、未来の自分への備忘録として記したい。

 

まずは結果だ。

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ここから

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うん、痩せたな。1ヶ月目としてはなかなか。

毎度、ダイエットしようとすると体調を崩していたが、今回は問題なく乗り越えた。食べなくなると体調崩すなんて、冒頭の言葉通りではないか。

やったことは、運動と高タンパク高脂質の食物摂取。

 

運動は、主にスクワット。

ワイドスクワットを朝起きて10回、仕事場について10回、トイレへ行くたびに10回、お昼に10回…と1日100回ぐらいかな。後は、仕事終わり週2回ほど4.6キロほど歩いた。

食べ物は、いかんせん切断と加熱が主流なので、朝ごはんがプロテインバー(手作り)、お昼が大量のサラダとおこげのスープf:id:Spectabilis:20191221001057j:image

お夕飯はご飯少なめの野菜と肉かな。f:id:Spectabilis:20191221001217j:image

基本ご飯は玄米ご飯で、これは16雑穀混ぜたもの。

朝食のプロテインバーは、以前買った大量のプロテイン35g、ミューズリー、ナッツ類、ピーナッツバター、エキストラバージンオリーブオイル、水を袋に入れて混ぜて練ったヌガーのようなもの。

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そもそも、お腹の弱い私は、プロテインために朝からごくごくと冷たい水など飲めなかったので、なんとか食べられる形にした試行錯誤の結果である。ただ、このプロテインバーが、大活躍した。材料からも分かる通り、油がたっぷり。なので腹持ちが半端ない。お昼までお腹が全く空かないのだ。朝に全部は食べきれず、仕事終わりに、歩く前や小腹が空いた時に食べていた。

オリーブオイルの代わりに、MCTオイルを追加したこともあったが、私には合わなかったようで気持ち悪くなってしまった。

 

それでも週一回は、大好物のとんかつを食べに行ったり、お寿司を食べたりしていたかな。

 

形としては、自分に合った油を見つけて、食欲を抑えつつ、栄養不足にならないよう気をつけながら、運動したら痩せたという感じである。

 

当たり前なのだけど、以前の私は肉や油分はダイエットにとって、絶対悪だと思っていたので、厳しい食事制限していた。そりゃ体を壊すよう。

 

今回は、風邪ひかないように、カロリー気にせずタンパク質の量をベースに考えて、ダイエットしたので、とても楽チンに痩せることができた。目標はあと2キロほど落としたいが、これからお正月が来るので、自分を律し続けることができるのか一抹の不安を覚える。

 

母親の永眠〜心の変化

NHK美空ひばりの番組をみて、AIが復活させた新曲を歌う姿と歌詞に意外にも泣いてしまった。

 

身近な人が亡くなった時、他の人はどうやって折り合いをつけて、生活し、生きているのだろう。ニュースでは、沢山の人が亡くなった話が流れているけど、未熟な私の場合を記しておこうと思う。

 

人生での大きな支えを失った時、私は理解できなかった。既に大人と呼ばれ随分経っていたけど、怖かった。父は既に亡くなっており、家族の決断は全て母の元、家族で手を取り合って生きてきたのだ。

 

かろうじて意識のあった母に泣きながら「お母さん、お母さん、怖いよ!どうしよう?」と聞いてしまうほど、動揺し恐ろしかった。

 

母が亡くなった直後でも、意外に私たち姉妹は笑っていたと思う。母がそこにいないだけで、やることを話し合い、度々母にしてやれなかった事を後悔し、共に泣きながらも、時に思い出に笑いながら、諸々の事務作業や、遺産相続の手続きやることを淡々とこなした。私達は、大丈夫だと思ったのだ。

 

それから、しばらくしてだろうか。日々生活していく中で、深い悲しみから、強烈な怒りに母を想う気持ちが変わってしまった。

 

母より年長者が元気でいる姿を見ると、悔しくてたまらなかった。実家の親の文句を言う若者が許せなかった。スーパーの売り場で、がん予防と書いてある商品をただ黙って睨みつけ、涙を流し、立ち去れない時間が幾度もあった。「どうして?どうして?どうして?」と疑問がいつも頭の中にあった。母親が亡くなったのに、笑っている自分が許せず、生きている自分さえ苦しかった。

 

姉妹も似たような感じだったらしく、末の妹は夢に母が出てきてくれたけど、「今まで何してたの!!!みんなどんだけ心配したと思ってるのよ!!」「大変だったんだからね!」と母を怒鳴りつけてしまったそうだ。

 

何年続いただろうか…三年ぐらいだったか。

頻度は少しずつ減っていったが、湧き上がる怒りの感情を日々の生活の中ひた隠し、みんなと同じように生きるのが辛かった。なぜなら、みんな私の両親より長生きしている親がいるから。

 

自分勝手な八つ当たりだと重々承知していた。私以上に辛い親との別れを経験した人はたくさんいる事も、死に目に立ち会えただけでも幸せであった事、頭では分かっていた。なのに家に帰り、母の遺骨に手を乗せると、叶わない未来が悔しくて、悲しくて、立っていられないほどの胸からこみ上げてくる怒りが嗚咽と涙で溢れ出た。

 

私だけが可哀想ではないし、自分に酔ってはダメだと、心を奮い立たせ、また立ち上がり日常を繰り返すために、夕飯を作り、口に運ぶ。という日々が続いたと思う。

 

また、その頃よく夢に見たのが崖の上に立ち、あと一歩、あと一歩前に足を出せば、死ぬのだろう。生きると死ぬは、ほんの僅かな意識の差なのだと感じる夢だった。

 

けれども、人は強い。

 

今でも、どうして?という解せない気持ちはもちろんあるし、今日のように美空ひばりに泣かされることもある。喪失感は消えないけれど、時間が経つにつれ泣く頻度も減っていった。ある日突然立ち直ることはなかったけれど、もう戻ってこないという現実を、玉ねぎの薄皮を剥がすように少しずつ少しずつ納得して…治癒していった。

 

そして、世の中の人達が身近な人を亡くしても、やはり他人には何事もなったように振る舞い強く生きている事を知った。

 

こうやって書いていると、私はなんて自分勝手で、子供じみており、スーパーの売り場で泣くなど迷惑千万ではないか!と恥ずかしく思う。

 

けれども、大丈夫。こんな私でも心の折り合いをつけて、今では幸せそうな顔して買い物をしているのだ。

 

人は強いのだ。

強い心を育ててくれた母に感謝。

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今年の夏のある日の私

7月の久しぶり晴れたある日、蒸し暑い中、私は捕虫網を持って走り回っていた。

 

遊びではない…。私の仕事だ。今年は梅雨明けが遅れた為、昆虫の動きが遅かった。啓蟄を過ぎても、なかなか姿が見えず、おかしいなぁ?とのんびり構えていたが…7月になっても冷たい雨が続き、とにかく焦っていた。

 

「あと10匹…いや、15くらい欲しいところだ」

「待ってろ!子供達!蝶をとったる!」

 

私はとある機関で、昆虫関連の仕事をしている。なので夏休みになると子供達の昆虫採集教室が仕事となる。バッタやトンボ、カブトムシやクワガタムシ、モンシロチョウにモンキチョウ、最近はアカボシゴマダラチョウなどなど…。昆虫を採らせてあげるイベントがあるのだ。しかし、残念ながら、中には全くやる気がない、もしくは昆虫採集したことがなく昆虫を採れない子供もいる。採集教室の後には、標本作成もしなければならないので、その時のために事前に昆虫を集めておく。

 

集めた昆虫は1度冷凍し、昇天していただいた後、標本作成用の材料になる。中には採りたてホヤホヤの昆虫を標本にしたがる子もいるが、昆虫は、なかなか死なないのだ。標本用に針を刺した途端、首だけカタカタ痙攣されては、子供達のトラウマになりかねない。

 

40代に足をかけようという女が、とにかく走ってツマグロヒョウモンを採る!飛んでく帽子を横目に、ちょっぴり日焼けも気になるけど、全力で走らないと逃げられる!

 

できれば、オオスカシバなんかあると、かわいいので子供達ウケが良い。ついでに、アオスジアゲハなら子供達のテンションも上がるというものだ。

 

足元から立ち上がるむわっとした草の匂いや、降り注ぐミンミンゼミの声、ウスバキトンボがふわふわ目の前を通り過ぎ、仰ぎ見ると汗が目に入って滲みる。

 

目星をつけておいた樹液の出る木の穴を、小枝で掻いてクワガタをとり、夜には田舎の水銀灯の周りを回って、カブトムシやら小さめのゲンゴロウを拾って集める。

 

完全に遊んでいるように見えるが、遊びではない。これが私の今日の仕事なのだ。

世の中には、こんな仕事もある。