モスろぐ

今、何を考え感じるのか記録するライフログ

今日のこと〜ヒラメを釣る私

夢が叶ってしまった。

 

お昼過ぎからいつものポイントへ向かい、ひたすら仕掛けを投げ入れ待つ。我々が目指すは高級魚のヒラメ一本!

しかし、猛暑の中待てど暮らせど、何も反応がない。見かねたおじさま達からショゴを1匹もらったりした。

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しかし、夕方日が沈み始めてから餌がちぎれたりしていた。待ってました!と釣り友と共にやる気を盛り返し、またひたすら待つ。釣り友が「釣れないな」と頭を抱え始めたので密かに私は、そろそろ釣れるなと期待していたことは内緒である。

ようやくアタリがあり竿にかかったのは超大型マアナゴであった。釣り名人の釣り友も、このサイズは見たことがないそうだ。

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感無量である。拍手!

これは煮付けと煮こごりが楽しみだと、とりあえず釣果はあったので安心してたら、ついにきた!きた!

また、アタリがありアナゴかと思ったら重い!釣り友にタモで助けてもらいながら、なんとか釣り上げる。

 

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こちらも超大型ヒラメを釣り上げた!ついについに釣ってしまった!そして、1週間前ぐらいに立てた今年の目標を達成してしまった。拍手!ぱちぱちぱちぱち!胴上げ!わっしょい!わっしょい!

 

釣り友のことを、「自分で釣った魚を捌かぬなど、釣り人の風上にも置けない」罵ったその口で、大型アナゴとショゴを、持ち帰ってくれまいかと全力で懇願する。全く不徳の致すところである。

家に帰り、そのヒラメの大きさに驚愕する。シンクに入らない。

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そして、まな板に乗らない。いや、むしろまな板がのる。

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捌くにも一つ一つの作業が、重たくびたんびたんと手間がかかる。

魚を捌くというより、ひたすら骨から身を剥がす事を繰り返す。疲れた体を引きずり骨の感触を感じながら、ただ包丁を入れて行き、私は何をしているのだろうか?と自問自答を繰り返し、訳が分からなくなってきたところで

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なんとか、一時間半かけて五枚下ろしを完成させた。腰が痛い。

 

ヒラメでこんなに大変なら、獣を捌く解体作業人の人達や、ジビエを狩る人達は、さぞや大変だろう。釣りは命をいただくだけでなく、それを食べられる状態まで持っていく一連の作業から、いかに普段の私達が楽をして生活しているか思い知らされる。

釣れぬ釣れぬと文句を言うが、釣れたら釣れたらで大変な作業だと文句を言うのだから、人間というのは業の深い生き物である。

こうして、また釣り人生に新たな1ページを記した1日であった。